パニック障害で人生右肩下がり中

私自身がパニック障害でHSPです。約25年精神疾患の方に携わり、現在もカウンセリングや生活指導を行っています。この病気に関連する様々なことについてや、理想とつらい現実のギャップについて掲載していきたいと思います。

自分の気持ちを伝えられない人たち

 自分の気持ちを伝えられない人がいます。

 

 黙っていても気づいてもらえる。

 黙っていても必ず伝わる。伝わってほしい。

 伝えてしまうと迷惑がかかるかもしれない。

 伝えても理解されないかもしれない。

 伝えたら嫌われるかもしれない。

 伝えると心配かけるかもしれない。

 

 自分の気持ちを伝えられない人、本当に多いです。

 

 先生やスタッフは、とても訴えが多い患者さんに大変な時間を取られます。

 なので何も言わない患者さんは正直、ほったらかしになっていることが多いです。

 

 伝えられない人は、「とても優しくて、まじめな方」が多いです。

 なので、誰も責めず、自分のせいにしてしまいます。

 「もっと頑張ろう」「人に好かれよう」「努力しよう」

 愛想笑いをし、前を向こうとします。

 

 でも、病気なんです。これ以上頑張れないのです。

 

 伝えられなかった後悔は「恨み」に変わります。

 とても根深い「恨み」に変わります。

 何年も何年も怒りや恨みを持ち続け生きていくのです。

 

 このことに自分自身気づき感じる日々を送りました。そのため、「伝えない患者さん」との話を大事にするように心がけています。

 しかし、私はサラリーマン。ずっとは聴いてあげられないのです。

 先生や同僚から、効率よく相談を聴くように注意を受けます。

 何のためにこの仕事をしているのやら…。

 

 私自身、伝えることが苦手で怖い。

 でも、話さないと必ず理解してもらえません。

 伝えることで嫌われたこともあるし、離れていく人もいます。

 でも、自分が思ったり、感じたことは事実です。

 ドラマや映画のようにドラマティックにも、ハッピーエンドも起こりません。

 でも伝えたほうがいいと思います。

 大事な大事な自分のために。