パニック障害で人生右肩下がり中

私自身がパニック障害でHSPです。約25年精神疾患の方に携わり、現在もカウンセリングや生活指導を行っています。この病気に関連する様々なことについてや、理想とつらい現実のギャップについて掲載していきたいと思います。

理解されない辛さ

  パニック障害の発作は相手から見えないので理解されません。

 今、大変なことが起こっているんだ!とても怖い!助けて!

 声に出して何人の人が理解してくれるだろう。

 初めて会う人なら、「大丈夫ですか!」と駆けつけてくれると思いますが・・・。

 

 

 職場での飲み会に行った時、パニック発作に襲われた。

 まるで乱気流に突っ込んだ飛行機に乗った感じ。手が震え、血の気が引く。

 目の前が大きく揺れる。

 乾杯のビールが配られている中、我慢ができず仕事の同僚に声をかけた。

 「あかん・・・ちょっと調子悪いので帰ります」

 「ん?どないしたん?調子悪いの?」

 「は、はい。すいません。めまいがひどくて」(職場にはパニック障害のことは隠していた。)

 「とりあえず乾杯終わってから帰ったら?」

 「え?」

 

 パニック発作の怖さは、パニック発作を起こした者しかわからない。

 人によって症状は様々だけど、私は強烈なふわふわ、ぐるぐるめまいが出現します。

 体験したいなら、ぐるぐるバットを30回(バットに頭をつけて回る。障害物競走などでよくある)した感じかな。あれがずーっと続く。しかも突然。

 

 「ぐるぐるバット30回して、ニコニコと笑い、雑談しながらビール飲んでみろ!」

 もちろんそんなこと言えません。

 

 そして、だれにも誘われることがなくなり、自分自身外食することが怖くなります。

 結果、引きこもりがちになっていくのでした。