パニック障害の発作は相手から見えないので理解されません。
今、大変なことが起こっているんだ!とても怖い!助けて!
声に出して何人の人が理解してくれるだろう。
初めて会う人なら、「大丈夫ですか!」と駆けつけてくれると思いますが・・・。
職場での飲み会に行った時、パニック発作に襲われた。
まるで乱気流に突っ込んだ飛行機に乗った感じ。手が震え、血の気が引く。
目の前が大きく揺れる。
乾杯のビールが配られている中、我慢ができず仕事の同僚に声をかけた。
「あかん・・・ちょっと調子悪いので帰ります」
「ん?どないしたん?調子悪いの?」
「は、はい。すいません。めまいがひどくて」(職場にはパニック障害のことは隠していた。)
「とりあえず乾杯終わってから帰ったら?」
「え?」
パニック発作の怖さは、パニック発作を起こした者しかわからない。
人によって症状は様々だけど、私は強烈なふわふわ、ぐるぐるめまいが出現します。
体験したいなら、ぐるぐるバットを30回(バットに頭をつけて回る。障害物競走などでよくある)した感じかな。あれがずーっと続く。しかも突然。
「ぐるぐるバット30回して、ニコニコと笑い、雑談しながらビール飲んでみろ!」
もちろんそんなこと言えません。
そして、だれにも誘われることがなくなり、自分自身外食することが怖くなります。
結果、引きこもりがちになっていくのでした。