不安なことが多すぎて眠れない。勇気を出して精神科、心療内科に行く。すると先生が「それはつらいでしょう。睡眠とれてる?とれてない?それはいけないですね。睡眠薬と安定剤を出しましょう」と言われることが多いのではないでしょうか。
実際に睡眠薬を服用すると、めちゃめちゃ眠れますし、安定剤を飲むと不安な気持ちが治まります。
でも、睡眠薬は依存するとよく聞きますね。
それを先生に話すと「きちんと眠れると気分が良いでしょう。人間睡眠が大事なんです。飲まないとまた眠れなくなりますし、また不安になりますよ。今の薬は安全です。きちんと飲みましょう・・・」
睡眠薬や安定剤などを服用するとよく眠れるし、気持ちが落ち着きます。
最近では、長期間の安定剤や睡眠薬は認知症等のリスクが上がり、数日から数週間の処方をし、少しずつ薬を減らしたり、止める病院が多く出てきています。
ただ、現場を見る限り、相変わらず何年も何年も薬を飲み続けている人が多いと感じます。
私自身、毎日めまいがひどく過呼吸が頻繁に出現しながらも、仕事に行かなければならないときに初めて薬を処方してもらい「めまいが止まった!!!まっすぐ普通に歩ける。元の生活に戻れた!!!」とうれしくて興奮したことを覚えています。
しかし、薬には副作用があります。人それぞれですが「眠気」「倦怠感」等です。
休みの日にはそれでも良いかもしれませんが、ずっとお休みできることもなく、働かなくては生きていけません。薬を飲むことで症状が抑えられる代わりに、今度は仕事中に「眠気」や「倦怠感」が出現するのです。
運転業務や、営業マン、製造業、夜勤の仕事、薬を飲みながら、安全に確実に業務を遂行できるでしょうか・・・
薬を飲まないことでパニック障害やうつ病を乗り越えることは至難の業です。でも薬をどうにかしていかないと、副作用で仕事に支障がでることも大いにあります。
薬はうまく飲めないと「諸刃の剣」になりえます。
私はその副作用が原因で仕事でポカをしてしまい、転勤することになりました。そのことはまた今度お話しします。