パニック障害で人生右肩下がり中

私自身がパニック障害でHSPです。約25年精神疾患の方に携わり、現在もカウンセリングや生活指導を行っています。この病気に関連する様々なことについてや、理想とつらい現実のギャップについて掲載していきたいと思います。

パニック障害の私が、離婚して良かったこと。

 離婚して良かったことは、金銭面が自由になり、自分の思う将来の夢や希望が、叶えられるようになった事でしょうか。

 離婚当時、子供の生活費や学費は全て私が株で得た利益と貯金を、ほぼ全て渡しました。

別に私が不倫したとかではありません。夫婦関係は色々なイベントがある度に複雑になり、いつの間にか相手の考えが変わってしまうことがあります。難しいですね。

 金銭面で言えば、結婚してからほぼずっと、一馬力での収入しかなかったので(妻は働きたくない。の一点張りでした。)小遣いが二万円でした。ボーナスの時は、五万円もらってました。小さな家のローンを35年で組み、毎月カツカツで、一杯一杯。

 付き合いは、安い居酒屋で済ませ、大好きな本は、必ず古本屋で購入していました。旅行は年に一回ディズニーランドに行く程度。靴や服はユニクロの割引の服。それでも、仕事も家庭も順調でしたのであんまり苦労とは思わなかったです。

 で、時はすぎて、私の夢や希望が全く否定され、体調を崩しても辞めたら困ると言われて。で離婚です。

 一言、辞めていいよ。なんとでもなるよと、言ってくれたら…。まあ、人生どうなるかわからないですけれども。

 今現在、この半年で海外へは2回行き、国内は毎月行けています。

個別株や投資信託への投資も再開。ちょうどコロナの際に集中投資したおかげで利益がでています。このままいけば、夢であったセミリタイアで、世界一周旅行や、海外や離島等に移住も夢ではないかもしれません。

好きな本は発売日に買いに行き、服もセレクトショップで好きな服が買えるようになりました。今まで本当にお金を使うことができなかったのですが、今はお金を使う事に少しづつ慣れてきました。今でも半額シールを見ると買ってしまいますが。

 離婚をして、当初はさみしい思いもありましたが、していなければ、できない経験と満足もあります。

 決して離婚することをお勧めするのではありませんが、選択としてありな事だと思います。

 

このままセミリタイアしたとしても

 降格し、プライドがズタズタにされたトラウマがあり、人と話をするのが苦手になりました。私の事をバカだと思ってるのではないかと、人と目を合すのも怖いです。暴言を吐かれ続けたので、怒っている人の声を聞いただけでビクビクするようになりました。

 最悪な出来事を前向きにとらえ、考え方を変え、前向きに行動すれば、トラウマは消滅しなくてもかなり弱まってしまうのですが…。未だ過去の出来事を納得できぬままの私は、前向きどころか恨みすらり、復讐まで考えたこともあります。

 幸い、患者さんにはそのような症状がでないので、比較的楽しく仕事は継続できているのですが。

 とどのつまり、かなり臆病者になっています。

自信もなくなり、パニック障害も完治していない。

人と会うのがしんどくて、ほとんどの友人との距離を開けてしまっている。

調子よく投資が上手く行き、念願のセミリタイアができたとしても、家で閉じ籠る毎日になるのではと不安になります。

何とかしなければ。

わかっている。自分を変えなければ何も変わらない。

いつも患者さんには言っているのに、全く動いていない自分。

何とかならないかな。他力本願な私です。

パニック障害の症状

 最近、芸能界の方々もパニック障害のことを告白する人が増えています。そのためなのか、パニック障害についてのYouTubeの解説等も増えてきています。

 それでも、まだ理解されず苦しんでいる人が多くいます。パニック障害だけでなく、精神疾患は目に見えないので未だ「弱い人間」「甘えてる」「大袈裟な」等、批判を受けることも多くあると思います。

原因のひとつとして、精神疾患になれば、具体的にどのような状態になってしまうのか説明が不足しているようにも思います。

 パニック障害にも、色々な例があるのですが、私の場合は、強烈なめまいが主症状です。具体的には、ある一定の条件(狭い場所、広すぎる場所、高い場所、大勢の場所、照明が強い場所)例えば、(映画館、美容院、飲食店)で、しばらくいると、体が勝手に硬直しだします。目を見開き、手に汗が溢れ出ます。何かわからないのですが、嫌な予感が強烈にします。直後に、一度穴に落ちたような浮遊感があり、その後私の見えている風景がぐるーり、ぐるーりと回りだします。もちろん回っているので、体は支えないと倒れてしまいます。

 

高層ビルの屋上の手すりのない隅っこで、大地震にあった感じ。

 

安定剤を服用し、何とか症状が落ち着くまで待ちます。待つしかないのです。「怖い怖い怖い」と怯えながら。

パニック障害はそのようなことを繰り返すのです。

なので、一度パニック障害になった場所には「またパニックが、起こるのではないか」と行けなくなるのです。

場所だけでなく、私は回るものが直視できません。

車輪、扇風機、スケート競技等。

それだけでなく、「回る」と言う言葉を聞くだけでダメなのです。

芸能界の方々で、パニック障害でありながらも、舞台やテレビにでている人はいると思います。恐怖と不安の中、ニコニコと観客や視聴者に手を振る。喜劇舞台ならまだ救いがあるのですが、大変な悲劇です。

統合失調症での、幻覚等は何が見えるのでしょう。

皆が見えないものが見える。そりゃ大声もでるでしょう。

 精神疾患の方への理解。

 カウンセラーの私が言うのもなんですが、理解してくれる人、極端に少ないです。受け入れてくれる会社、家族、本当に少ないです。それだけゆとりがなくなっているのでしょう。他者を思いやるゆとりが…。 

 

 

 

 

最近のブームとパニック障がい

最近ジョギングをするようになりました。

きっかけは、急に腰痛が酷くなったので、整形外科に飛び込みました。しかし、レントゲンでは、全く異常は見当たらなかったらしく…。

先生からは、「ただの運動不足です」との診断。めちゃくちゃ恥ずかしくて…。

この2年、仕事が終わり家に帰っては、NetflixYouTubeばかりソファーで見ていました。

確かに面白いのですが、感動しても、笑っても、心のモヤモヤは取れず過ごしていました。

ジムに通うかと思いましたが、続ける自信もなく、とりあえず人気の無い道を歩くことに。

そんなある日、歩いている最中突然スイッチが入りました。燃えたぎる感情が押さえられなくなったのです。

「こんなところで負けてたまるか!」

「あんな奴らに負けてたまるか!」

と。

それから1日置きに、だいたい5キロ前後。ただの歩きからジョギングに自然と変わっていきました。

最初の1キロは、足が痛いし、面倒だし、すれ違う人たちの目線が気になって、とにかく嫌で嫌で仕方がないのですが、2キロ位から不思議なことに徐々にしんどくなくなり、スッと気持ちが楽になるのです。

かれこれ、2週間になりますがビックリするくらい、考えが前向きになって自信が戻ってきている気がしました。

改めて、運動の効果を強く実感しました。

しかし、パニック障がいは、相変わらず治りません。

散髪や、マッサージを受けていてもグルグルと目が回りだして、椅子もベッドも同時に高速に回り始めます。

照明がきついところ、狭い居酒屋、急に星空を見上げても、グルグル回り始めます。

安定剤がなければ生きて行く自信がないのです。

でも、安定剤があるから生きていける…

「負けてたまるか」「負けてたまるか」

そして、今日もたった数キロ走って汗だくの私を褒めちぎります。「何もできなくなったと思っていた私だけど、成し遂げたよ。成し遂げられた」と。

ジョギング、本当におすすめです。

自分の性格と今後の展開について。

 1人ランチに来ています。

今日は友人数人とお茶に行く予定だったのですが、直前になって断りました。

とても寂しいのに、なぜか人を遠ざけてしまいます。

 

普段から、人に優しく、笑顔でを心がけていますが、先日親友に、「昔から、自分が大好きで、ズルくて、ケチで、頑固で、負けず嫌いだった。」と笑顔で言われビックリしたことがあります。

その時は「は?」てな感じだったのです。

おいおい、私は、誠実で、優しく、人に気を遣い、人に譲ってばかりですよ。私の何を見てるんだと、少し怒りも感じました。

夜になり、ノートに自分の性格は、自分が大好き。ズルくて、ケチで、頑固で、負けず嫌いと書いてみました。

しばらく文字を眺めていると、「あ、本当だ…。めちゃくちゃ自分が好きで、負けず嫌いなだけか。めっちゃ頑固やし、ケチはないでー」と大笑いしました。

毎日、何をセンチメンタルになっていたのだろう。嫌な奴らに好かれようと毎日、一生懸命に気を使っているのだろう…。

あー、じゃあ、今の職場にいる意味ないや。あんな奴らと、嫌な思い出をこれからも作り続ける?ナイナイナイナイ!

自分を嫌わないで下さい!仲良くして下さい。好きになってと思い続ける?ナイナイナイナイ!

じゃあ、新しい場所に行くだけだ。と、職場に対して退職する踏ん切りがつきました。

私は誠実なので、「明日で辞めます」とは言いませんが、セミリタイアの準備をしつつ、退職を進めて行きたいと思います。

 

でも…今日は誰にも会いたくないのです。

本当に自分勝手な私です。

 

 

他人に期待しないのは難しい。

今日は久々に有給を取り、ゆっくりしています。

休みはいいですね。家でゆっくりコーヒーを飲み、ベランダから空を見てボーッとしています。

昼寝をした時、職場の上司がニコニコ笑いかけてくる夢を見ました。私は嬉しくてニコニコと笑い話しかける夢。

目が覚めて、まだ嬉しくて。

でも、現実はそんなことはありません。

明日出勤すれば、無視されるのです。

私だけではないのです。気に入った人以外は無視します。

そしてまた、その他の気に入られていない、同僚やアルバイトさんが、何であんなやつが役職にと愚痴を言い、○○さん(私の名前)が役職の時は本当に良かったのにと、いつものループが始まります。

でも、その愚痴を言ってた人達も「ですよねー」「さすが!」と上司にゴマをする…。

まあ、その位どこの職場でもあるとして。

明日、嫌な人達がニコニコして接してきたらいいな。

そうなれば、今までの嫌なこと、吹き飛ばすのに。

と、毎日思っています。

しかし、患者さんにそんなことを話されたら、「他人は変わらないですよ。変えれるのは自分だけです。嫌な人は最低限の接触で、淡々と仕事をした方が良いですよ。で、嫌な人の事を考えるのではなく、あなたの好きな人達の事を考えた方が幸せになります。」とか、言ってしまう。インチキカウンセラーでした。

パニック障害、セミリタイアを目指したい。

パニック障害になり、気軽に外出することが減りました。特に旅行。

新しい場所に行きたい気持ちはあるのですが、新しい場所=(イコール)未知な場所であり、「万が一パニック障害になったら…」と思うと、旅に出る気持ちが段々と無くなってしまいます。

数年前、沖縄に行き、ホテルで朝の食事をしている最中にパニック障害になったことがありました。めまいがひどすぎて、起き上がるだけで吐いてしまう状態でした。沖縄の北部に宿泊し、レンタカーで来ていたので、相方に運転してもらい、お土産回りもできず飛行機ギリギリまで車で横になっていました。

情けないより、「相方には本当に迷惑をかけた。こんな奴と、もう一緒に旅行に行ってくれないだろうな…。何で、私がこんな目に…」とただただ悲しくなりました。

散髪も、飲食店も、イベントも、安定剤を飲んで行く。

安定剤を飲んでいるにも関わらず、パニック障害を起こす。悲劇です。

男性の健康寿命は70歳位であると言われています。

私の夢は世界を回り、美術館や建造物、美味しいものを食べることです。

でも、このままではその願いも叶いません。

70歳なんてあっという間だと思います。

高齢の患者さんの中には、自分の人生を振り返り、やらなかった後悔を涙ながらに訴えられる方も少なくありません。それを聴き「私は絶対に好きなことをやりきるぞ」といつも思っていました。

そのためには、早くパニック障害を良い方向に向けなければなりません。

心身的にストレスを減らす為には、やはり今の職場を退職するしかないと思います。

パニック障害と、コロナ禍で、外出することが少なかった事が功を奏し、少額ですが投資信託と個別株を買い進めていました。

まだ、セミリタイアするには心もとない金額ですが、数年間は生活できる金額になりました。

万が一何かあればすぐ退職できる。もう、私を陥れた奴らに愛想笑いをしなくて良いのです(涙)

そう思うと、少し楽になっているように思います。

早く「セミリタイアしました!」と報告したいです。

本当に、セミリタイアされた方々、尊敬します。

何よりその勇気に。