パニック障害で人生右肩下がり中

私自身がパニック障害でHSPです。約25年精神疾患の方に携わり、現在もカウンセリングや生活指導を行っています。この病気に関連する様々なことについてや、理想とつらい現実のギャップについて掲載していきたいと思います。

過去の失敗を引きずってしまい、またパニック障害に

コロナの対応も少し落ち着いた。特に嫌なことなく、平和に過ごせていた。

でも、また仕事でミスをしてしまった。

薬のせいにしたくないけど・・・。

薬を飲むと不安が軽減する。でも、その分頭もボーっとする。

他の仕事は順調だったのに、その仕事だけ忘れてしまっていた。

前の私なら、挽回に立て直しに走り回っていた。そして「何とかなる」が口癖だった。勉強もできたし、出会う人皆仲良しだと信じていた。

 

でも数年前に私のチームが仕事で大きなミスをした。私は自分やチームのために解決策を考え実行しようとした。でも、素直にミスを認めよう。何とかなるとその時の上司に言われその通りにした。

結果、数人の上司に毎日、毎日人格を否定されるほどの罵声を浴びた。何とかなると言っていた上司と仲間は、僕だけのミスにすることに必死だったようである。そのことは

降格した後に知る。自信にあふれていた私は毎日震え、冷や汗が止まらなかった。

 

それから数年たち、今の部署に転勤になり、同僚に恵まれ、少しづつ過去のことを思い出す時間が減っていった。元の自分に戻れると自分に期待していた。

 

でも、今回のミスでまた過去を思い出し、両腕がずっとしびれている。ため息が止まらない。そしてまたパニック障害に。

解決策があるはずである。最小限の被害にできる方法が。でも今なにも考えられない。言い訳しか出てこない。本当に苦しい。

患者さんの中で、昔のトラウマで働けない、動けないと涙ながらに訴えられることが今まで何度もあった。私は、薬の服用と、話しをよく聴くことくらいしかしてこなかった。

「大げさなことを言っている。昔を思い出したくらいで働けない?働きたくない言い訳であるかも」と心のどこかで思っていた。カルテにも書いた。

この体験で、トラウマやフラッシュバックに悩む患者さんの苦しさを知った。本当に情けなく、申し訳ない。

抜け出す方法は本に書かれてある。そして薬を飲むこと。

しかし、前にも書いたが、薬を飲むと落ち着くけど、ボーっとする。仕事をするには薬はリスクだ。

 

でも、こんな状態でも、映画を見ることができた。エヴァンゲリオン。何度も目が回ったけど最後まで見れた。

まだ体は完全に壊れていない。それを信じて何とか乗り越えれますように。もう祈るしかない。